Oktanta

Oktantaは2010年に設立された、精密測定機器や非接触非破壊検査機器を開発・製造するメーカーです※1。

本ページでは、Oktantaの渦流探傷器の特徴、製品ラインナップ、非破壊検査に関するコンサルティングを整理します。

※1参照元:Oktanta公式HP(https://oktanta-ndt.ru/ja/about-us-ja/)
Oktanta
引用元:Oktanta公式HP
https://oktanta-ndt.ru/ja/

Oktantaの
渦流探傷器のラインナップ

パルス渦流を利用し、保温材や塗装などの被覆を撤去せずに金属の腐食や厚さを検査する用途に対応。配管やタンクなどの検査を想定したPE4332と、携帯型のSwiftScanを紹介します。

保温材・被覆下の腐食検査に対応:PE4332ピーイー4332

PE4332
引用元:Oktanta公式HP
https://oktanta-ndt.ru/ja/device/pe4332-ja/

被覆を撤去せずに腐食を検査できるパルス渦流探傷器です。保温材付きの配管やタンク、塗装された船舶部品、石油プラットフォームなどを対象とし、金属の腐食を検出できます。

鋼材の測定厚さは0~60mm、絶縁被覆の厚さは0~300mmに対応。検査対象の金属温度は-100~+600℃で、連続使用時間はバッテリー充電なしで8時間です。

鋼材の測定厚さ 0~60mm(センサーによる)
平均厚さの測定誤差 10%
絶縁被覆の厚さ 0~300mm(センサーによる)
検査可能な配管の最小径 50mm
対象物の金属温度 -100~+600℃
連続使用時間 8時間
寸法 246×315×80mm
重量 4.9kg

配管などの厚さ測定に対応する携帯型:SwiftScanスウィフトスキャン

SwiftScan
引用元:Oktanta公式HP
https://oktanta-ndt.ru/swiftscan.php

最大35mmまでの鋼材厚さを測定できるパルス渦流探傷器です。測定した金属厚さや絶縁被覆の厚さを画面に表示でき、配管などの検査に使用できます。

最小15mm径の配管を対象にでき、対象物の金属温度は-200~+600℃に対応しています。AスキャンとCスキャンを表示でき、バッテリーによる連続使用時間は8時間です。

鋼材の測定厚さ 0~35mm(絶縁被覆の厚さによる)
平均厚さの測定誤差 10%
絶縁被覆の厚さ 0~300mm
検査可能な配管の最小径 15mm
対象物の金属温度 -200~+600℃
連続使用時間 8時間
寸法 335×250×110mm
重量 4.2kg
被覆材を撤去せず金属腐食を検査したい企業に検討しやすいOktanta

PE4332は、最大300mmの絶縁材を介した金属腐食の検出に対応しています。配管やタンクなどを被覆材を撤去せずに検査できるため、検査前の被覆材の撤去・復旧工程を抑えたい現場で検討しやすい機器です。

渦流探傷器は、検査対象の形状や生産ラインの条件によって、求められる精度・処理速度・解析機能が大きく異なります。機種が現場に合わないと、過検知によるライン停止や微細なきずの見逃しに直結するため、機種選びが品質と生産性の分岐点になります。

当メディアでは、「量産ライン」「凹凸・曲面」「R&Dなどの高度解析」の検査シーン別におすすめ機種を紹介しています。自社の検査現場に合う1台を見つける参考にしてください。

Oktantaの渦流探傷器事業における特徴・強み

Oktantaの渦流探傷器について、検査手法や機器の仕様、非破壊検査への取り組みなどの特徴を整理します。

絶縁カバーを残したまま腐食を検出可能

Oktantaのパルス反射式渦電流探傷器は、対象物の絶縁体を剥ぎ取ることなく、絶縁下の金属腐食の検出が可能です。

非接触で表面・表面下の欠陥を検出

渦電流非破壊検査法を採用した機器により、金属製物体を非接触で速やかに検査できます※1。

表面だけでなく表面下の欠陥を検出し、その寸法を評価できるため、対象物に直接接触せずに金属の状態を確認したい現場で活用を検討できます※2。

精密測定機器の開発と非破壊検査サービス

非接触非破壊検査用の精密測定機器を開発し、パルス反射式渦電流探傷器や電磁超音波厚さ計などの製品を展開。

機器の開発・製造に加えて、管内検査サービスや非破壊検査に関するコンサルティングも提供しています。

Oktantaの渦流探傷器の検査イメージ

※0:10~検査イメージ、0:59~製品イメージ、1:25~操作画面などが確認できます。

動画はパルス渦電流探傷器「PE4332」のデモンストレーションの様子です。保温材や厚い塗膜を撤去することなく、検査対象にグリッドを描いて非破壊で金属腐食を診断できる仕組みや手順を解説しており、保温材の解体・復旧作業が不要になることで検査コストや作業時間を抑えられるでしょう。

保温配管や各種タンク、石油プラットフォームの支柱、船体など、幅広い設備の検査に対応しています。

Oktantaの非破壊検査に関するコンサルティング

非破壊検査に関するサービス

機器の製造・販売だけでなく、非破壊検査に関するコンサルティングおよびアナリティクスサービスを行っています。非破壊検査の実施方法や設備の選択、検査手法・規準書の選択などについて相談できるため、検査方法や設備選定を検討している企業に適しています。

Oktantaの企業情報

運営会社名 オクタンタ社(Oktanta)
保有認証 公式HPに記載なし
所在地 ロシア サンクトペテルブルグ市オリガ・ベルゴリツ通り34
公式サイト https://oktanta-ndt.ru/ja/
電話番号 +7-812-385-54-28
【検査シーン別】
渦流探傷器のおすすめ3選
3 SELECTIONS

渦流探傷器は、スペックだけを見て選ぶと、実際の検査対象の形状や設置環境と合わず、キズの見逃しや過検知が現場で頻発することがあります。
自社の現場で効果を発揮する1台を選べるよう、検査シーン別におすすめの機種を調査しました。

秒単位で流れる
量産部品の検査
ベアリング
シャフト・ローラー
エディーインスペクター エルエックスツー
EddyInspector LXⅡ
アクチューニACTUNI
ACTUNI
画像引用元:ACTUNI公式サイト(https://www.actuni.co.jp/ndi/eddy_crnt/eddylx2.html)
寸法(mm・W×H×D)
370 × 149 × 350
JIS準拠の校正証明で
導入・監査をスムーズに

親会社への提出やPPAP等の品質監査に求められるJIS Z 2316-2準拠の校正証明書を、追加費用や別申請なしで標準添付。書類が最初から揃うため、社内説得から導入後の監査対応まで、スムーズに進められる。

高速デジタル処理×必要十分な
機能で、現場が使いこなせる

過剰スペックを省き、量産検査に必要な機能へ絞り込むことで、専門知識がなくても扱いやすい1台。そのうえ、高速デジタル処理により回転ブレや外乱ノイズを抑える機能を備え、タクトタイムが厳しい量産ラインでも安定した全数検査体制を整える。

凹凸・曲面・
段差面の検査
エンジンブロック
シリンダー・歯車類
スタトグラフ
STATOGRAPH CM+
日本フェルスター
STATOGRAPH CM+
画像引用元:フェルスター公式サイト(https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm)
寸法(mm・W×H×D)
211 × 133 × 317
複雑形状のワークでも
きずを見逃さない

凹凸・曲面・段差面でセンサーと部品の距離がブレることによるノイズを、独自の補正機能で自動補正。従来機では形状由来のノイズに埋もれていた微細なきずのみを抽出し、量産ラインでの過検知を防ぐ。

見てわかるエビデンスで
厳しい品質監査を突破

波形だけでは経験がないと判断が難しい穴・段差・曲面でのノイズがきず信号と重なりを色付き画像に変換し、加工形状はパターン認識で自動処理。視覚的なエビデンスとして記録できるため、海外OEMや親会社の厳格な品質監査にも対応できる。

R&Dでの
高度解析
試作品・不具合品
EV新規部品
エクタン
Ectane 2
エディーファイテクノロジーズEddyfi Technologies
Eddyfi Technologies
画像引用元:ポニー工業(正規代理店)公式サイト(https://www.ponyindustry.co.jp/products/65.html)
寸法(mm・W×H×D)
279 × 254 × 158.8
きず状態の可視化で
原因究明が進む

線でなぞる検査とは異なり、最大256の極小センサーを並べて面で読み取るアレイ技術を搭載。微小なクラックの形状や深さを2D/3Dのカラーマップで鮮明に可視化し、原因究明のためのエビデンスを提供する。

再解析で判定基準を
作り込める

スキャンした膨大な生データをPCにすべて保存できるのが強み。検査後でも、PC上でしきい値や周波数を変えて再解析できる。手探りになりがちな新規部品の複雑な量産検査基準の策定において、データに基づいたルール作りを実現する。

検査シーン別

渦流探傷器3選

検査シーン別

渦流探傷器3選