原電子測器

原電子測器では、回転式および貫通式の渦流探傷装置を自社開発し、金属製品のインライン検査や品質管理に貢献するソリューションを提供しています。本ページでは、同社のラインナップや、デジタル技術を活用した探傷データの活用方法、充実したアフターメンテナンス体制について紹介します。

原電子測器
引用元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/

原電子測器の
渦流探傷器のラインナップ

原電子測器の渦流探傷器は、回転式、貫通式、ロール検査用の3種類を主力とし、各検査対象や用途に適した製品を展開しています。

回転式渦流探傷装置

回転式渦流探傷装置
引用元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/product/karyu_kaiten/

本装置は、鉄や非鉄金属の製品段階において、表面の長手方向のきずを探傷する装置です。被検査材が回転ヘッドの中を通過する際、プローブが回転しながら走査します。探傷プローブは自社で手巻きにより製作・調整されており、検査材やきずの性質に応じたオーダーメイドのカスタマイズが可能です。

デジタル制御ユニット「r-EDX」により、探傷諸元や波形の保存・再生、自己診断機能などを備えています。

▼左右にスクロールできます▼
ROTO-C ROTO-2C ROTO-5C ROTO-CN
被検査材外径(mm) φ(2)4-25* φ4-35 φ10-70 φ(2)4-20*
回転数(rpm) 9,000 9,000 6,000 12,000
チャンネル数 4CH 4CH 4CH 4CH
寸法(mm・W×H×D) 400×420×410 500×550×480 620×700×570 400×450×410
重量(kg) 90 160 250 95
電子装置 r-EDX
特徴 探傷波形の保存・再生が可能、シンプルで優れたインターフェースと操作性、貫通との併設が可能、AGC機能搭載、位相ゲート評価、自己診断機能搭載、タッチパネル対応可能
寸法(mm・W×H×D) 600×1710×1010
重量(kg) 約300(仕様により変化)
参照元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/product/karyu_kaiten/

貫通式渦流探傷装置

貫通式渦流探傷装置
引用元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/product/karyu_kantuu/

本装置は、鉄・非鉄金属の製品や熱間圧延中の素材に対して、表面検査を行うための探傷装置です。環状のコイル内を被検査材が通過することで、ヘゲやピンホールのような広がりを持つきずを検出します。振動によるノイズを低減させる補助巻線の選択が可能です。

電子装置「s-EDX」を採用し、探傷データの保存や再生、位相ゲート評価といった機能を備えています。

▼左右にスクロールできます▼
①FN-2A ②SN-2A ③FN-3A ④FN-4A
寸法(mm・W×H×D) 50×80×50 50×100×50 50×120×120 80×160×160
被検査材径(mm) φ3-φ14 φ3-φ20 φ3-φ60 φ40-φ70
タイプ 自己誘導自己比較型/相互誘導自己比較型
補助巻線 選択可能(※補助巻線:振動が起きた際のノイズを低減し、S/N比の向上に寄与)
電子装置 s-EDX
特徴 探傷波形の保存・再生が可能、シンプルで優れたインターフェースと操作性、回転との併設が可能、位相ゲート評価、自己診断機能搭載、タッチパネル対応可能
寸法(mm・W×H×D) 600 × 1710 × 1010
重量(kg) 約330(仕様により変化)
参照元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/product/karyu_kantuu/

ロール用渦流探傷装置

ロール用渦流探傷装置
引用元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/product/karyu_roll/

本装置は、ロール研削装置に探傷センサーを取り付け、研削部の動きに同期して表面のきずを検出する装置です。ロール表面の微小なきずを早期に捉えることで、ロールの寿命向上や圧延工程での事故防止に役立ちます。

装置は用途に合わせてフルオーダーメイドで設計・製作され、電子装置「m-EDX」による探傷諸元の保存やデータ再生が可能です。

寸法(mm・W×H×D) 600 × 1710 × 1010
重量 約330Kg(仕様により変化)
参照元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/product/karyu_roll/
ニーズに応える
カスタム検査システム

原電子測器は、探傷装置のデジタル化により、良否判別からデータによる原因追求までを支援します。回転式や貫通式といった主力機に加え、特殊用途向けの装置開発も柔軟に行うため、自社ラインに安定した検査体制を構築したい場合に適しています。

渦流探傷器は、検査対象の形状や生産ラインの条件によって、求められる精度・処理速度・解析機能が大きく異なります。機種が現場に合わないと、過検知によるライン停止や微細なきずの見逃しに直結するため、機種選びが品質と生産性の分岐点になります。

当メディアでは、「量産ライン」「凹凸・曲面」「R&Dなどの高度解析」の検査シーン別におすすめ機種を紹介しています。自社の検査現場に合う1台を見つける参考にしてください。

原電子測器の
渦流探傷器事業における
特徴・強み

原電子測器が検査のプロに選ばれる理由を、自社技術、デジタル化への対応、柔軟な対応力の観点から整理します。

国産初の渦流技術を
継承する独自技術

1955年の国産初の渦流探傷器開発をルーツに持ち、特に回転プローブ技術においては非接触回転トランスや専用プローブを自社で設計・実機化してきました。

単なる機器販売にとどまらず、熱間スラブ用やレール用といった特殊用途向けの探傷装置も手掛けており、検査課題に対してオーダーメイドに近いアプローチが可能な技術力を持っています。

※参照元:原電子測器公式HP
https://www.eddio.co.jp/education/history/
2026年6月調査時点

デジタル化による
探傷データの高度な活用

デジタル技術の導入により、手動管理だった感度設定や記録作業が自動化され、統計的なデータ解析が可能となりました。保存したデータは遡って確認できるため、きずの発生原因追及など、品質向上のためのサイクル構築に有効です。

リアルタイムで保存された詳細な探傷記録は、長期的な品質トレンド監視や設備寿命の予測など、高度な管理業務を支えています。

保守・点検からオーバーホールまで一貫対応

自社製装置の保守・点検・修理対応を一貫して提供しています。定期的な点検や部品交換だけでなく、稼働時間が長い回転機構部のオーバーホール(目安は8000時間)を推奨し、装置寿命を最大限に延ばすための施策を提案しています。

また、他社製装置に関する相談や、装置の更新、別工場への移設、機能追加といった現場の要望に対しても、柔軟な対応が可能です。

原電子測器の
渦流探傷器の検査イメージ

渦流探傷器の具体的な検査実例などは公式サイトから確認できませんでした。

原電子測器の
導入後サポート体制

自社製だからできる
迅速なトラブル対応

設計から製造までを自社で行う強みを活かし、緊急時の技術対応や修理を迅速に行います。故障時には機械の型式や故障状況に基づき、技術担当者が問題解決までサポート

また、現場での点検・保守作業の自社実施を希望される顧客には、技術指導やスーパーバイザーによる講習も実施しており、顧客自身での安定稼働継続を強力にバックアップします。

原電子測器の企業情報

運営会社名 原電子測器株式会社
保有認証 公式HPに記載なし
所在地 埼玉県戸田市美女木東1-4-17
公式サイト https://www.eddio.co.jp/
電話番号 048-449-0911(代表)
【検査シーン別】
渦流探傷器のおすすめ3選
3 SELECTIONS

渦流探傷器は、スペックだけを見て選ぶと、実際の検査対象の形状や設置環境と合わず、キズの見逃しや過検知が現場で頻発することがあります。
自社の現場で効果を発揮する1台を選べるよう、検査シーン別におすすめの機種を調査しました。

秒単位で流れる
量産部品の検査
ベアリング
シャフト・ローラー
エディーインスペクター
EddyInspector LXⅡ
アクチューニACTUNI
ACTUNI
画像引用元:ACTUNI公式サイト(https://www.actuni.co.jp/ndi/eddy_crnt/eddylx2.html)
寸法(mm・W×H×D)
370 × 149 × 350
JIS準拠の校正証明で
導入・監査をスムーズに

親会社への提出やPPAP等の品質監査に求められるJIS Z 2316-2準拠の校正証明書を、追加費用や別申請なしで標準添付。書類が最初から揃うため、社内説得から導入後の監査対応まで、スムーズに進められる。

高速デジタル処理×必要十分な
機能で、現場が使いこなせる

過剰スペックを省き、量産検査に必要な機能へ絞り込むことで、専門知識がなくても扱いやすい1台。そのうえ、高速デジタル処理により回転ブレや外乱ノイズを抑える機能を備え、タクトタイムが厳しい量産ラインでも安定した全数検査体制を整える。

凹凸・曲面・
段差面の検査
エンジンブロック
シリンダー・歯車類
スタトグラフ
STATOGRAPH CM+
日本フェルスター
STATOGRAPH CM+
画像引用元:フェルスター公式サイト(https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm)
寸法(mm・W×H×D)
211 × 133 × 317
複雑形状のワークでも
きずを見逃さない

凹凸・曲面・段差面でセンサーと部品の距離がブレることによるノイズを、独自の補正機能で自動補正。従来機では形状由来のノイズに埋もれていた微細なきずのみを抽出し、量産ラインでの過検知を防ぐ。

見てわかるエビデンスで
厳しい品質監査を突破

波形だけでは経験がないと判断が難しい穴・段差・曲面でのノイズがきず信号と重なりを色付き画像に変換し、加工形状はパターン認識で自動処理。視覚的なエビデンスとして記録できるため、海外OEMや親会社の厳格な品質監査にも対応できる。

R&Dでの
高度解析
試作品・不具合品
EV新規部品
エクタン
Ectane 2
エディーファイテクノロジーズEddyfi Technologies
Eddyfi Technologies
画像引用元:ポニー工業(正規代理店)公式サイト(https://www.ponyindustry.co.jp/products/65.html)
寸法(mm・W×H×D)
279 × 254 × 158.8
きず状態の可視化で
原因究明が進む

線でなぞる検査とは異なり、最大256の極小センサーを並べて面で読み取るアレイ技術を搭載。微小なクラックの形状や深さを2D/3Dのカラーマップで鮮明に可視化し、原因究明のためのエビデンスを提供する。

再解析で判定基準を
作り込める

スキャンした膨大な生データをPCにすべて保存できるのが強み。検査後でも、PC上でしきい値や周波数を変えて再解析できる。手探りになりがちな新規部品の複雑な量産検査基準の策定において、データに基づいたルール作りを実現する。

検査シーン別

渦流探傷器3選

検査シーン別

渦流探傷器3選