原電子測器では、回転式および貫通式の渦流探傷装置を自社開発し、金属製品のインライン検査や品質管理に貢献するソリューションを提供しています。本ページでは、同社のラインナップや、デジタル技術を活用した探傷データの活用方法、充実したアフターメンテナンス体制について紹介します。
原電子測器の渦流探傷器は、回転式、貫通式、ロール検査用の3種類を主力とし、各検査対象や用途に適した製品を展開しています。
本装置は、鉄や非鉄金属の製品段階において、表面の長手方向のきずを探傷する装置です。被検査材が回転ヘッドの中を通過する際、プローブが回転しながら走査します。探傷プローブは自社で手巻きにより製作・調整されており、検査材やきずの性質に応じたオーダーメイドのカスタマイズが可能です。
デジタル制御ユニット「r-EDX」により、探傷諸元や波形の保存・再生、自己診断機能などを備えています。
| ROTO-C | ROTO-2C | ROTO-5C | ROTO-CN | |
|---|---|---|---|---|
| 被検査材外径(mm) | φ(2)4-25* | φ4-35 | φ10-70 | φ(2)4-20* |
| 回転数(rpm) | 9,000 | 9,000 | 6,000 | 12,000 |
| チャンネル数 | 4CH | 4CH | 4CH | 4CH |
| 寸法(mm・W×H×D) | 400×420×410 | 500×550×480 | 620×700×570 | 400×450×410 |
| 重量(kg) | 90 | 160 | 250 | 95 |
| 電子装置 r-EDX | |
|---|---|
| 特徴 | 探傷波形の保存・再生が可能、シンプルで優れたインターフェースと操作性、貫通との併設が可能、AGC機能搭載、位相ゲート評価、自己診断機能搭載、タッチパネル対応可能 |
| 寸法(mm・W×H×D) | 600×1710×1010 |
| 重量(kg) | 約300(仕様により変化) |
本装置は、鉄・非鉄金属の製品や熱間圧延中の素材に対して、表面検査を行うための探傷装置です。環状のコイル内を被検査材が通過することで、ヘゲやピンホールのような広がりを持つきずを検出します。振動によるノイズを低減させる補助巻線の選択が可能です。
電子装置「s-EDX」を採用し、探傷データの保存や再生、位相ゲート評価といった機能を備えています。
| ①FN-2A | ②SN-2A | ③FN-3A | ④FN-4A | |
|---|---|---|---|---|
| 寸法(mm・W×H×D) | 50×80×50 | 50×100×50 | 50×120×120 | 80×160×160 |
| 被検査材径(mm) | φ3-φ14 | φ3-φ20 | φ3-φ60 | φ40-φ70 |
| タイプ | 自己誘導自己比較型/相互誘導自己比較型 | |||
| 補助巻線 | 選択可能(※補助巻線:振動が起きた際のノイズを低減し、S/N比の向上に寄与) | |||
| 電子装置 s-EDX | |
|---|---|
| 特徴 | 探傷波形の保存・再生が可能、シンプルで優れたインターフェースと操作性、回転との併設が可能、位相ゲート評価、自己診断機能搭載、タッチパネル対応可能 |
| 寸法(mm・W×H×D) | 600 × 1710 × 1010 |
| 重量(kg) | 約330(仕様により変化) |
本装置は、ロール研削装置に探傷センサーを取り付け、研削部の動きに同期して表面のきずを検出する装置です。ロール表面の微小なきずを早期に捉えることで、ロールの寿命向上や圧延工程での事故防止に役立ちます。
装置は用途に合わせてフルオーダーメイドで設計・製作され、電子装置「m-EDX」による探傷諸元の保存やデータ再生が可能です。
| 寸法(mm・W×H×D) | 600 × 1710 × 1010 |
|---|---|
| 重量 | 約330Kg(仕様により変化) |
原電子測器は、探傷装置のデジタル化により、良否判別からデータによる原因追求までを支援します。回転式や貫通式といった主力機に加え、特殊用途向けの装置開発も柔軟に行うため、自社ラインに安定した検査体制を構築したい場合に適しています。
渦流探傷器は、検査対象の形状や生産ラインの条件によって、求められる精度・処理速度・解析機能が大きく異なります。機種が現場に合わないと、過検知によるライン停止や微細なきずの見逃しに直結するため、機種選びが品質と生産性の分岐点になります。
当メディアでは、「量産ライン」「凹凸・曲面」「R&Dなどの高度解析」の検査シーン別におすすめ機種を紹介しています。自社の検査現場に合う1台を見つける参考にしてください。
原電子測器が検査のプロに選ばれる理由を、自社技術、デジタル化への対応、柔軟な対応力の観点から整理します。
1955年の国産初※の渦流探傷器開発をルーツに持ち、特に回転プローブ技術においては非接触回転トランスや専用プローブを自社で設計・実機化してきました。
単なる機器販売にとどまらず、熱間スラブ用やレール用といった特殊用途向けの探傷装置も手掛けており、検査課題に対してオーダーメイドに近いアプローチが可能な技術力を持っています。
デジタル技術の導入により、手動管理だった感度設定や記録作業が自動化され、統計的なデータ解析が可能となりました。保存したデータは遡って確認できるため、きずの発生原因追及など、品質向上のためのサイクル構築に有効です。
リアルタイムで保存された詳細な探傷記録は、長期的な品質トレンド監視や設備寿命の予測など、高度な管理業務を支えています。
自社製装置の保守・点検・修理対応を一貫して提供しています。定期的な点検や部品交換だけでなく、稼働時間が長い回転機構部のオーバーホール(目安は8000時間)を推奨し、装置寿命を最大限に延ばすための施策を提案しています。
また、他社製装置に関する相談や、装置の更新、別工場への移設、機能追加といった現場の要望に対しても、柔軟な対応が可能です。
渦流探傷器の具体的な検査実例などは公式サイトから確認できませんでした。
設計から製造までを自社で行う強みを活かし、緊急時の技術対応や修理を迅速に行います。故障時には機械の型式や故障状況に基づき、技術担当者が問題解決までサポート。
また、現場での点検・保守作業の自社実施を希望される顧客には、技術指導やスーパーバイザーによる講習も実施しており、顧客自身での安定稼働継続を強力にバックアップします。
| 運営会社名 | 原電子測器株式会社 |
|---|---|
| 保有認証 | 公式HPに記載なし |
| 所在地 | 埼玉県戸田市美女木東1-4-17 |
| 公式サイト | https://www.eddio.co.jp/ |
| 電話番号 | 048-449-0911(代表) |
渦流探傷器は、スペックだけを見て選ぶと、実際の検査対象の形状や設置環境と合わず、キズの見逃しや過検知が現場で頻発することがあります。
自社の現場で効果を発揮する1台を選べるよう、検査シーン別におすすめの機種を調査しました。
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 370 × 149 × 350 |
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 211 × 133 × 317 |
| 寸法(mm・W×H×D) |
|---|
| 279 × 254 × 158.8 |