日本フェルスター

日本フェルスターでは、自動車部品などの品質管理を支えるインライン向けの渦流探傷器を取り扱っています。本ページでは、同社の製品ラインナップや、自動化・省力化に貢献する技術的な強みについて紹介します。

日本フェルスター
引用元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerster.co.jp/

日本フェルスターの
渦流探傷器のラインナップ

日本フェルスターの渦流探傷器は、インラインでの自動検査を主力とし、目的別に3製品をラインナップしています。

マッピング機能を備えた上位機種:STATOGRAPH CM+/CM

STATOGRAPH CM+/CM
引用元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm

STATOGRAPH CM+/CMは、デジタルフィルタを標準搭載した上位機種です。計測したきず信号の2次元マッピング表示により、視覚的な材料表面状態の把握を可能にし、判別が難しい欠陥の特定や品種ごとのパラメータ調整を支援します。

また、Wi-Fi接続によりタブレット端末のWebブラウザから操作や信号確認が容易に行えます。

励起周波数 1 kHz、3 kHz、10 kHz、30 kHz、100 kHz、300 kHz、1 MHz、3 MHz、10 MHz
センサー 差動センサーまたは絶対センサー
ハイパスフィルター、ローパスフィルター 1Hz~56kHz(28段階)
インタフェース 産業用イーサネット、デジタルI/O
寸法(mm・W×H×D) 211 × 133 × 317
重量 5.5kg
主電源接続 85~265V、47~63Hz
参照元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm

複数チャンネル対応インライン機:STATOGRAPH DS

STATOGRAPH DS
引用元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerster.co.jp/product_part_eddy.html

STATOGRAPH DSは、オンライン欠陥検査に適した複数チャンネル対応の渦流探傷システムです。カラー液晶タッチパネルを採用し、チャンネルごとの個別設定や信号波形の観察が容易に行えます。自立型キャビネットに収納されているため、そのまま生産現場に設置可能です。

自動車部品やベアリングなどの表面きずを検出する自動検査システムとして組み込まれています。

探傷周波数 1kHz~3000kHzの8周波数から任意切替式
評価方式 Y軸評価/ベクトル評価/セクター評価
しきい値 3レベル
設定条件 ライブラリー機能搭載
マーキング出力 対応
外部制御信号入出力ポート 搭載
良/不良の選別信号 出力対応
参照元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerster.co.jp/product_part_eddy.html

クラック検査に特化した小型機:STATOGRAPH ECM

STATOGRAPH ECM
引用元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerster.co.jp/product_part_eddy.html

STATOGRAPH ECMは、クラック検出に特化した小型の渦流探傷器です。コンパクトな筐体に多様な機能を備え、生産ラインの要求に応じた条件設定にも対応しています。製品の並列設置による複数チャンネル化も容易に行えます。

初期導入ユニットに適しており、ベアリングや深絞りプレス品、リング磁石など、各種部品の表面きず検査の自動化を支援します。

探傷周波数 1kHz~3000kHzの内の1周波数選択もしくは切替式
評価方式 Y軸評価またはベクトル評価
しきい値 3レベル
良/不良の選別信号 出力対応
アナログ出力 対応
設定条件 メモリー機能搭載
外部制御信号入出力ポート 搭載
外部制御用ポート RS-485ポート搭載
参照元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerster.co.jp/product_part_eddy.html
インライン検査の
自動化を支援

日本フェルスターの渦流探傷器は、自動車部品などのインライン検査に特化したラインナップです。初期導入に適した小型機から、マッピング機能を備えた多機能機までを揃え、量産ラインでの表面きず検出の自動化や省力化を推進したい現場に向いています。

渦流探傷器は、検査対象の形状や生産ラインの条件によって、求められる精度・処理速度・解析機能が大きく異なります。機種が現場に合わないと、過検知によるライン停止や微細なきずの見逃しに直結するため、機種選びが品質と生産性の分岐点になります。

当メディアでは、「量産ライン」「凹凸・曲面」「R&Dなどの高度解析」の検査シーン別におすすめ機種を紹介しています。自社の検査現場に合う1台を見つける参考にしてください。

日本フェルスターの
渦流探傷器事業における
特徴・強み

日本フェルスターの渦流探傷器が選ばれる理由を、インライン対応技術や業界実績、品質管理の観点から整理します。

複雑形状に対応する
高度な信号処理

同社は探傷システムの自動化や省力化に向けた研究開発を行っている会社です。

微細な欠陥を高い分解能で捉えるプローブと、デジタルフィルタやクリアランス補正といった信号処理機能を組み合わせることで、探傷が困難であった複雑な加工形状部品に対してもインラインで安定した表面きずの検出を可能にし、品質管理の自動化を支援します。

自動車部品等の製造ライン
での導入シーン

同社の渦流探傷器は、自動車産業をはじめとする幅広い金属部品の製造ラインに導入されています。ベアリングの鋼球やシャフト、深絞りプレス品、コンプレッサーの斜板など、安全性に直結する部品の品質管理を担う存在です

専用機構部に組み込まれるインラインシステムとして稼働し、金属材料の品質向上と最終製品の安全性維持に貢献しています。

国際規格に裏付けられた
品質マネジメント

日本フェルスターの装置製造工場は、品質マネジメントの国際規格である「ISO 9001」の認証を取得。「信頼性・安定性・一貫性」をテーマに掲げ、厳格な品質管理のもとで製品を生産する体制です。

品質保証に対する現場の要求が高まる中、製造プロセスの継続的な改善を通じて、顧客が求める安定した水準の検査機器を提供し続けています。

※参照元:日本フェルスター公式HP
https://www.foerster.co.jp/index.html
2026年6月調査時点

日本フェルスターの
渦流探傷器の検査イメージ

※0:17~ロボットによる自動検査の様子、2:11~複雑形状の検査の様子、2:28~検査結果レポート画面などが確認できます。

動画では、渦電流探傷装置「STATOGRAPH ECM」を搭載した歯車自動探傷検査ユニットを紹介しています。搬送された歯車を自動で回転・位置決めし、専用プローブによって表面のきずや亀裂を非破壊で検査する様子を確認できます。

検査信号はリアルタイムで処理され、OK/NG判定までを自動で実施するため、生産ラインにおける効率的な全数検査の流れや、自動化による高精度な品質管理を実現する様子が分かります。

日本フェルスターの
導入後サポート体制

導入後のサポート体制について、HPから確認できませんでした。

日本フェルスターの企業情報

運営会社名日本フェルスター株式会社
保有認証ISO 9001(装置製造工場)
所在地東京都品川区西五反田1-29-1 コイズミビル6F
公式サイトhttps://www.foerster.co.jp/
電話番号03-6862-7451
【検査シーン別】
渦流探傷器のおすすめ3選
3 SELECTIONS

渦流探傷器は、スペックだけを見て選ぶと、実際の検査対象の形状や設置環境と合わず、キズの見逃しや過検知が現場で頻発することがあります。
自社の現場で効果を発揮する1台を選べるよう、検査シーン別におすすめの機種を調査しました。

秒単位で流れる
量産部品の検査
ベアリング
シャフト・ローラー
エディーインスペクター
EddyInspector LXⅡ
アクチューニACTUNI
ACTUNI
画像引用元:ACTUNI公式サイト(https://www.actuni.co.jp/ndi/eddy_crnt/eddylx2.html)
寸法(mm・W×H×D)
370 × 149 × 350
JIS準拠の校正証明で
導入・監査をスムーズに

親会社への提出やPPAP等の品質監査に求められるJIS Z 2316-2準拠の校正証明書を、追加費用や別申請なしで標準添付。書類が最初から揃うため、社内説得から導入後の監査対応まで、スムーズに進められる。

高速デジタル処理×必要十分な
機能で、現場が使いこなせる

過剰スペックを省き、量産検査に必要な機能へ絞り込むことで、専門知識がなくても扱いやすい1台。そのうえ、高速デジタル処理により回転ブレや外乱ノイズを抑える機能を備え、タクトタイムが厳しい量産ラインでも安定した全数検査体制を整える。

凹凸・曲面・
段差面の検査
エンジンブロック
シリンダー・歯車類
スタトグラフ
STATOGRAPH CM+
日本フェルスター
STATOGRAPH CM+
画像引用元:フェルスター公式サイト(https://www.foerstergroup.com/en/statograph-cm-cm)
寸法(mm・W×H×D)
211 × 133 × 317
複雑形状のワークでも
きずを見逃さない

凹凸・曲面・段差面でセンサーと部品の距離がブレることによるノイズを、独自の補正機能で自動補正。従来機では形状由来のノイズに埋もれていた微細なきずのみを抽出し、量産ラインでの過検知を防ぐ。

見てわかるエビデンスで
厳しい品質監査を突破

波形だけでは経験がないと判断が難しい穴・段差・曲面でのノイズがきず信号と重なりを色付き画像に変換し、加工形状はパターン認識で自動処理。視覚的なエビデンスとして記録できるため、海外OEMや親会社の厳格な品質監査にも対応できる。

R&Dでの
高度解析
試作品・不具合品
EV新規部品
エクタン
Ectane 2
エディーファイテクノロジーズEddyfi Technologies
Eddyfi Technologies
画像引用元:ポニー工業(正規代理店)公式サイト(https://www.ponyindustry.co.jp/products/65.html)
寸法(mm・W×H×D)
279 × 254 × 158.8
きず状態の可視化で
原因究明が進む

線でなぞる検査とは異なり、最大256の極小センサーを並べて面で読み取るアレイ技術を搭載。微小なクラックの形状や深さを2D/3Dのカラーマップで鮮明に可視化し、原因究明のためのエビデンスを提供する。

再解析で判定基準を
作り込める

スキャンした膨大な生データをPCにすべて保存できるのが強み。検査後でも、PC上でしきい値や周波数を変えて再解析できる。手探りになりがちな新規部品の複雑な量産検査基準の策定において、データに基づいたルール作りを実現する。

検査シーン別

渦流探傷器3選

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渦流探傷器3選